贖罪

思えば酷い話でした。
救いもない寓意もない、なんにもならない。くだらない。
害にしかならない。ある種、害にもならない話でした。
簡単な話、俺が死ねばよかった。
…。
それでも話を聞いてくれてありがとう。
ほんとにありがとう。
手を握り返したのは、例え同情でも何でも、嬉しかったのです。
それだけです。
ゆるしてくれてほんとにありがとう。

疲労感は癒えません。
罪悪感も消えません。
死ぬ事もちゃんと生きる事も出来ずに格好悪く。何を。
こうやって痛々しく文章を書き残している、自分で。

でも今は謝る事よりも感謝したいんだよ。

このごちゃごちゃのまま、舞台に立ちます。
今回はそうします。