交差旋律 第一楽章 その2

前回に引き続き世界観の説明です。

央正府(帝都・共通語・人種)


帝都は別名天丘(テンキュウ)とも呼ばれ、
世界のほぼ中心、標高の高い丘の上に位置する。
帝都は4つの州すべてに向かう道があり、
そのため諸国の文化を吸収・統合・発信していった。
共通語なども、元々央正府で使われていた言葉が起源であり、
戦乱を通じて広まっていった。
(ただし、同じ漢字でも音訓の読みは地域によって異なる。口語では更に地域差がある)


帝都を中心に分布する、中央系の人種は
いわゆる白色固体の特徴を持ち、
白い肌に赤い眼をもち、白髪または灰髪である。
身体的能力では他の人種に劣るものの
魔力に関しては総じて優れている。
そのため彼らは良い意味でも悪い意味でも
歴史の中で特殊なものとして扱われてきた。
また、中央系人種との混血は必ず眼が赤味を帯びるために
(魔力などの要素は必ずしも受け継がれない)
「雑じり眼(マジリメ)」と呼ばれ、地域によっては忌み嫌われる。